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お墓


嫁と、今年小学校に上がる息子を連れてニトリへ来た。
嫁が不倫した際、寝室のベッドで間男と情事を営んでいる姿がしっかりと監視カメラに映っていたので、
こんな汚らしいものなどもう使えるかと、新しく購入するために訪れたのだ。

嫁の首には有刺鉄線がぐるぐるに巻かれていて、絶え間なく血が滲みでては水滴となり、真っ白なカーディガンの襟ぐりに綺麗な赤いグラデーションをつけている。
苦悶の表情と脂汗を浮かべた嫁の、大きくぱっちりとした目に湛えた涙がキラキラと光を反射させていて、とても美しい。
腐っても俺の選んだ女だ。
間男は皮を剥いで息子用のサンドバッグに加工し、中身はミキサーにかけ、お魚さんたちにご献上差し上げておいた。
骨はもぐりのラーメン屋に50万で売った。
彼の話を聞くに、人骨が一番いいダシを出すらしい。

一生の間で寝具を買い換えることなどそうそうありはしないので、この機会にもっといいベッドを買おうじゃないかと話すと、嫁はブルブルと震えながら小刻みに顔を上下させた。
まっさらなベッドで俺と手を繋ぎながら寝るのがそんなに楽しみなのだろうか・・・・可愛い奴だ。
だだっ広い店内を、寝具コーナーを目標に歩き始めてから数十分経った頃だろうか、息子の大きな声がきこえた。

~中略~

目が覚めると嫁はいなかった。
隣に横たわっているのは、トラバサミに齧られている嫁の形をした嫁そっくりの人形。
部屋は一面真っ赤なペンキをぶちまけられたように、目が痛いほど染まっていて、その光景に恐くなった俺は部屋を飛び出した。
時刻は午前5時。
息子はどうしただろう。まさか嫁のようになっているのでは・・・・

一方その頃田口家では―

夫父「嫁子くん・・・本当に申し訳ない。」
夫母「本当に、あの子がこんなことになるなんてね・・・・・
   嫁子さんには、最初から最期まで迷惑をかけてばかりだったわね。」
嫁子「お義父さん、お義母さん、お気になさらないでください。
   元はといえば私のわがままが発端だったんですから。」
息子「ビューン!!!やっぱマジンガーZはえーな!ビューン!!!」
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