FC2ブログ

お墓


たかⅧと予知ざわ

高橋「呪ます アース ジアース 地球。
   この広大な地の中のチッポケな箱のなかで今日も現実逃避か?
   お前は生きる意味って考えたことあるか。」


高橋がそう呟く横で吉澤は空焚きした薬缶を食べていた。
途中で欠片を喉にひっかけゲェーゲェーと嘔吐する吉澤。
吉澤のゲロはほんのりピンク色だった。


吉澤「バカヤロー!!!!!!
意味なんざないんだよカスが!!!!!!!



吉澤は本日18回目の嘔吐を達成した。
本来なら嗚咽と液体の落下音しか聞こえない筈だが、
高橋にはそう聞こえた。
高橋は呟きながら目の前の肝油ドロップの缶を千切っていた。


高橋「麻薬とか盗難とか殺人とか詐欺とかいろいり覆せない事実、
   全部土に還るんだよう。
   記憶も記録も全てゼロになるます。」

高橋「それわかってるから何にも喜びを見出せないクズだね。
    何のために生きてるって考えたことあるかァ?」

吉澤「ある!!!超アルよ!!!ないよ!!!!!


吉澤は嘔吐物を喉に詰まらせていた。
身体が弓のように反ってピキピキと痙攣している。
やがて吉澤は鼻から白く美しい糸を吐き始めた。


高橋「俺とお前とときどきお椀は働いて働いて青くなって緑になって紫になって、
   葬式して焼かれて埋められるだけの人生なんだ。
   惚れた女も年老いて何の魅力もない、ただのヒステリックおばあちゃんになるんだ」

吉澤「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


吉澤は永い眠りについた。
言葉を発することなく、高橋に分かれも告げず、吉澤は眠った。
次に目覚める時には高橋どころか、人類が死滅していることも知らずに。


高橋「でもそれを考えたりしないで無邪気に笑っていられるのはなぜか?
   無意識に考えないようにしてるんだ。
   頭に浮かんだこの疑問を考え抜いた先にある答えが、無意味。」

高橋「なんて残酷だしぃ。
   かと言って俺もお前もお椀も薬缶も生きたいか。
   これを意識したまま生き抜きたいか。
   そう思うと死んだ方がマシだよなぁ」

高橋「死の恐怖の対極が生の喜びなんて信じるのはボケ。
   死も怖いが本当に怖いのは生。生の恐怖。
   俺のお前のみんなの日常生活
   全て生の恐怖に支配されてる。」

高橋「俺はこの恐怖の真意が解らない、解らないから苦しい。
   お前にも解らないから解らない。
   気づいちゃいけないのかもしれないな。
   実際はわからないケド。」


高橋「いっそのことそれでもともっとヒドイ苦しみを求めるのもいい事だよネ....」

Comments


« »

09 2019
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
非常ボタン
死ね
月別アーカイブ
ブログ内検索

Archive RSS Login